『読書感想文』 宇田賢吉 電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ

電車の運転―運転士が語る鉄道のしくみ (中公新書)を買いました。これも去年買ったやつ、しかも6月だし。読み終わったのも、明子路じゃなかったかな(´_`。)

  • はじめに
  • 第1章 鉄道の特徴
  • 第2章 発車と加速
  • 第3章 走る-駅から駅まで
  • 第4章 止まる
  • 第5章 線路と架線
  • 第6章 安全のこと
  • 第7章 より速く
  • 第8章 運転士の思い

もしかしたら目次を見てピンとキタ人もいるかもしれませんが、かなり濃いです。ライトな乗り鉄の私にはちときつかった。章単位でしか目次を書いていませんが、節まで目次を見ると、電車の動力装置とか、電化方式、ホームのしくみとか細かいところがたくさんです。
この本の著者のプロフィールを見ると、1952年国鉄入社から2000年JR退職まで運転士をメインとして勤務してきたとあります。国鉄時代は不明ですが、民営化後はJR西日本岡山地区で勤務していたようです。

実際の運転の様子なども詳しく書かれており、マニアにはたまらないかもしれませんが、ライト鉄にはきついかも。
個人的には、第7章や第5章あたりが興味深く読めました。

より速く到着するには、速度制限をなくす、停車駅を減らす。当たり前と言えば当たり前だけど、かなり重要。
東海道新幹線は速度制限を無くするために、N700系で車体傾斜装置導入しましたしね。
山陽・東北新幹線も、環境基準とか気にしなくて良いのなら、360km/h位で運転できるんだろうな。
500系新幹線も、元々は山陽区間で320km/h運転の予定だったけど、環境基準であきらめた経緯がありますからね。

『読書感想文』 遠藤諭 日本人がコンピュータを作った

日本人がコンピュータを作った! (アスキー新書 154)を買いました。これも去年だなぁ(´・ω・`)

  • はじめに 10人の仕事に学ぶ
  • TK-80 マイコン技術を日本中に広めた立役者 渡邊和也
  • FUJIC 日本最初のコンピュータを一人で創り上げた男 岡崎文次
  • パラメトロン 日本独自のコンピュータ素子の生みの親 後藤英一
  • MUSASINO1号 コンピュータに日本の未来を託した熱血漢 喜安善市
  • ETL MarkⅢ トランジスタと電子技術の重要性を説き続けた先駆者 和田弘
  • TAC 黎明期最大規模のコンピュータ開発プロジェクト 村田健朗
  • FACOM100 国産コンピュータを世界にアピールした池田敏雄 山本卓眞
  • 産業政策 電子立国の立役者となった若き通産官僚 平松守彦
  • LSIと液晶 ロケット・ササキと呼ばれた男 佐々木正
  • マイクロプロセッサ 世界初のマイクロプロセッサ「4004」を作った男 嶋正利

96年に出した書籍の再編集版と言うことだから、だいぶ古い時代の書籍が元になっているんだなと。
この中で(´∀`)が名前の知っている人と言えば、喜安善市→教科書の執筆者だった、佐々木正→なにかのパーティーであの人が有名な佐々木さんと言われたけど知らなかったorz、嶋正利→電子立国日本の自叙伝をみて感動した。そして道を間違ったw。私が大学院生の頃、学部1年生向けに電気・電子関連の一般教養の授業を嶋先生が受け持っていたけど(嶋先生だけでなく、業界の有名な方を呼んで1~2コマ講義)、学生はどれだけ凄い人か解って講義を受けていたのか若干疑問だった。嶋先生も、ちょっと細かい話をしすぎだと思ったけど(°□°;)

これを読むと、やってるときはたぶん、血を吐くおもいでやっていたんだろうけど、読んでいると凄い楽しそうなんだよね。そんな仕事をしたい。まぁ、そういうのに騙された人間が(´∀`)だったりするんですが orz

日本人って物まねとか何とか言われてるけど、何もないところからちょっとした情報だけで、世界に対抗できるものを創り上げることが出来るって事は凄いことですよ。って、自信を取り戻せさせてくれる話でもあります。唯これは裏返しで悪い面にも出てきて、こだわりがある故にこだわりすぎてコストパフォーマンス的に会わないものを作ってしまう傾向があるんじゃないかなと。

前書きにも書いてあったけど、世界ではIBMはコンピュータの世界を制覇したけど、日本にはNEC、富士通、日立とメーカーが残ったのは、産業政策もあったけど、独力でコンピュータを創り上げたこともあったし、TK-80のマイコンキットが日本の組み込み機械産業に大きな貢献をしたのも間違いないし。
大きな仕事をした人の話を聞くと、技術者として心がけておくべき言葉がいくつもあって、勉強になりますね。ここに書いてしまっては、本を読まないだろうから書きませんが、ああなるほどと思う言葉がいくつも見つかりました。

技術に携わっている人なら、一度は目を通しておいても良い本だと思いますよ。

『読書感想文』 浅見 雅男  皇族と帝国陸海

皇族と帝国陸海軍 (文春新書)を買いました。これもだいぶ前ですが(°□°;)

  • 第一章 後続はなぜ軍人になったのか
  • 第二章 優遇された宮様たち
  • 第三章 二人の統帥部長
  • 第四章 明治の出征
  • 第五章 昭和の軍と皇族
  • おわりに

明治日本になり、国民に徴兵令が施行されると、「ノブレス・オブリージュ」、高貴であるが故の義務として、皇族は軍人となる事を義務づけられるわけで、軍人になった皇族48人について書かれています。

皇族に軍人になれと言っても、鎌倉以来、軍事から離れていた皇族に軍人に慣れというのも無理があり、やはり優遇された面が多々あったり、過酷な勤務で早死にしたりという例が示されています。
おもしろいのは、陸軍では昇進で優遇されたけど、海軍ではそうでもなかったというところです。陸軍は、周りの助けやごまかしがきくけど、海軍だと軍艦という機械相手なので、ごまかしもきかないと言う訳みたいでw

とまぁ、興味がある分には読んでみては如何でしょうか

『読書感想文』 西田 宗千佳 電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ

電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ (ビジネスファミ通)を買いました。

  • 序章 はじめに ~ソニー vs. シャープ~
  • 第1章 「日の丸」電子書籍端末の船出
  • 第2章 「プラットホーム」に勝負をかけろ
  • 第3章 電子書籍を隔てる「壁」の正体
  • 第4章 僕らに何が起こったか
  • 第5章 電子書籍が「変えるもの」とは何か

ちょうど今読むべき本ですね。特に昨年、電子書籍に関するさまざまな報道に接して混乱している人は、この本を読むときちんと整理できて良いと思います。

まず、混乱の元になっているのは、交換フォーマット・閲覧フォーマット・配信フォーマットが一緒に語られていることですね。そこの整理から始めないといけないわけで、私もこれの整理がつくまでにだいぶ時間かかりました。この本を読んだらさくっと理解できたんだろうけどね。

交換フォーマットというのは、いわゆる統一フォーマットと言われたやつで、さまざまな形式XMDFとか.bookとか、ePubに変換するための元になるもの。例えると、インタープリタかな?JAVAの中間コードかな。それで解ってくれると助かる^^;
閲覧フォーマットは、XMDFとか.bookとかePubのことですね。これは本質的な問題にはならず、ビューワーが対応したらOKなので。つまり、Windows Media Playerがいろいろなコーデックに対応しているのと同じ。元データが電子データなので、ソフトでの処理で済むんですよね。現に国産電子書籍端末は複数フォーマット対応してますしね。
最後の流通フォーマットは閲覧フォーマット+DRMで、これがいちばんの壁になりそうですね。ただ、DRMもソフトウェアなので、ソフトウェアの改修で済ませようと思えば済ませれる。現に、本書の中では、「一つのIDでマルチプラットフォームの利用を可能にしたい」とのコメント(凸版印刷)もありますから、これも時間と市場の整備で解決されていくのではないでしょうか。
このあたりの、買った電子本をどの端末でも読めると言うのをうまくやってるのがAmazonのKindleですよね。

また、昨年相次いだ各種アライアンスの結成、これもコンテンツ囲い込みか?との誤解を生んだと本書で指摘。アライアンスはいわば、電子取り次ぎともいえる役割で、取り次ぎとしてはどこの書店にでも本を卸すと明言。こういったアライアンスは、商品となる本の仕入れとデータ化、各電子書店への卸を担当する部分で、クローズでもないし、囲い込みでもない。

等々、良くありがちな誤解が解けるので、非常に良くまとまった本じゃないかなと思うんですよ。と言うわけで、お薦めなのですよ。

もともと、iPadが電子書籍端末と報道されたことが、いろいろな混乱の元になってしまったと言う点はありますね。iPadとかGalaxy Tabは電子書籍を読むのにも向いた汎用端末ですからね。

『読書感想文』 一ノ宮美成+グループ・K21 黒い都知事 石原慎太郎 

黒い都知事 石原慎太郎を買いました。

都条例騒ぎがあったからではなく、新銀行東京問題がどうなったかを知りたくて買ったんですよね。この問題については、都議会与党になった民主党にかなり期待したんだけど、国政と同じで全く期待はずれだった(´_`。)

  • まえがき
  • 第1章 羽田空港国際線オープンの黒い霧
  • 第2章 錬金術にまみれた「築地市場移転計画」の陰謀
  • 第3章 ”石原一家”と闇の勢力に喰われた「新銀行東京」
  • 第4章 幻の「東京五輪」で儲けまくった面々
  • 第5章 「東京再開発」に蠢く土建バブルの亡霊
  • 第6章 東京のカネはオレのカネ!?-税金私物化の唖然
  • 第7章 福祉絶望都市に栄える「強欲福祉ビジネス」

まず、主著者の一ノ宮美成氏ですが、私の記憶が間違っていなければ、元しんぶん赤旗の記者です。なので、この人の著作には共産党議員から仕入れた情報がふんだんに使われています。その点を踏まえて、中身をどう読むかはその人次第です。
でも、この人が扱った、同和利権にしても、この都知事問題にしても、共産党しか追求してこなかったと言う面がありますからね。。。。

で、私がいちばん興味があった新銀行東京問題については、目新しい部分は無かったなというのが正直なところ。慎太郎の影響力のない人が次の知事になって暗部をさらけ出すしかないのかのう。口利き案件なんて、さらけ出したら凄いことになるような気はするんだけどね。公明党なんかは、死亡するんじゃないかと思うんだけどな。

ほか、石原都政になってから再開発の嵐になったと言う指摘。元々東京は再開発必要な場所であるとは思うけど、書かれている内容を見ると、かなり多いなと言う気はしないでもない。再開発に利権が絡むのは当たり前だからな。築地市場移転問題しかり、東京五輪招致問題しかり。

前々から批判はあったけど、最近聞かなくなった都知事の海外視察などにお金がかかりすぎる件、これはもっと徹底的に調査、追求されてしかるべきだと思うけどな。スルーされているのが不思議なくらい。

と言うわけで、期待したほどの内容でなかったなと言うのが正直な感想です。興味があったら読んでみてください。

ところで、何故、公明党が東京都知事選に力を入れるか、考えてみたことあります?
東京都知事選挙が注目されるか考えてみたことあります?
考えてみると、色々おもしろいことが見えてきますよ。

『読書感想文』 リチャード・L・アーミテージ, ジョセフ・S・ナイJr, 春原 剛 日米同盟vs.中国・北朝鮮

日米同盟vs.中国・北朝鮮 (文春新書)を買いました。

  • はじめに
  • 第一章 岐路に立つ日米同盟
  • 第二章 中国の膨張を封じ込めよ!
  • 第三章 北朝鮮「金王朝」崩壊のシナリオ
  • 第四章 天皇・原爆・沖縄返還
  • 第五章 日本が核武装する日
  • 第六章 日米同盟の現在・過去・未来
  • おわりに

ちょうどタイムリーな話題だったのでね買ってみちゃった、みたいな。「尖閣、尖閣、尖閣、オレたちをなめるんじゃないぞ!」みたいな帯がw
対談形式になっておりますが、日本人の方、この人は日経新聞の記者らしいのですが、うーん、この人の署名記事読んだことあったけみたいな印象が。

内容的には、鳩山政権失政とオバマ政権の対中国シフトの双方のミスによりおかしくなってきた日米関係をいかに元の状態に取り戻すかということですね。
この本の対談によると、ジョセフ・ナイ教授とアミテージ元国防副長官のライン、対日同盟重視派と、対中重視派の対立があり、オバマ政権前期は対中重視派が強い力を持っていたけど、ここしばらくの情勢の変化で変わりつつあることとか、海兵隊の駐留による命の人質があるからこそ効果があるとか。

普天間基地移設問題は、政治マターよりかはイデオロギー闘争的になっちゃってるからね。
冷静な外交関係を考える、頭の整理のためにもよんで損は無しと思いますが、如何でしょうか!

『読書感想文』 酒見賢一 中国雑話 中国的思想

中国雑話 中国的思想 (文春新書)を買いました。これもだいぶ前になるなぁ(´_`。)

  • 一、劉備
  • 二、仙人
  • 三、関羽
  • 四、易的世界
  • 五、孫子
  • 六、李衛公問対
  • 七、中国拳法
  • 八、王向斎
  • あとがき

何でもこの本は、NHKラジオ中国語講座の書籍に書かれたコラムを加筆修正したモノらしいですが、内容がマニアックすぎて読むのが大変でした(°□°;)
話の持って行き方がおもしろいところもあったりして、読み進めやすいところと、そうでないところの差が極端だったかも。
なじみがあるのは、劉備、関羽、孫子、李衛公問対くらいで、仙人、易の世界とか、中国拳法なんかはちんぷんかんぷんというか、中国拳法の話に至っては、それは本当かとツッコミを入れながらよんでいましたw 八章の王向斎というのは、中国拳法の達人らしいです。

まず、有名な劉備のところからいくと、「皇帝には向かない曹操」、「気配り上手の孫権」と三国志の英雄二人を評価したところで、劉備はと言うと「・・・・・・な劉備」。
劉備はぶっちゃけて言っちゃうと、昔の言葉で言えば愚連隊、今で言うとヤンキー少年とのたとえから始まり、仲間の関羽と張飛とともに一旗揚げようと出てみたモノの、無節操な世渡りを続ける、つまり裏切りの連続を続け、劉表のところに落ち着き諸葛亮という名政治家を得た後も(こう書くと、なんで諸葛亮ほどの人物が劉備について行ったのかが不思議に思えてくる)、言うことを聞かず、曹操に攻められて壊滅。そこで、諸葛亮に「孫権と同盟を結びたい」と泣きつく。
「諸葛亮も泣きたくなったに違いない」とは筆者の弁であるけど、本当にそう思えてくるから不思議。
その後も、迷惑をかけっぱなしの上に、最後は無理な戦をして大敗を喫し、死の床で諸葛亮に「なんならおまえがとってかわってもよいんじゃよ」と遺言するけど、最後まで無責任だったと容赦なし(°□°;)

その他、関羽がどのように神様街道を出世!していったかや、孫子の章では、孫武や孫びんのエピソードから始まって、孫子の中身についての解説。
李衛公問対はまず聞き慣れないけど、中国の有名な兵法書七つの一つで、筆者曰く、軍事マニアの著作と。李衛公問対は読んでみたいとずっと思っていたけど、この本を読んでその気持ちが強まったが、まだ買ってない罠。

とまぁ、そんな感じで、マニアックな話が満載なので(特に中国拳法)、全部読むと言うことはせず、気になるところを気の向くままに読むというのがよろしいのではないでしょうか。

『読書感想文』 森口 朗 日教組

日教組 (新潮新書)を買いました。

  • はじめに
  • 序章 ある平凡な日教組教員の日常
  • 第一章 「日教組」の誕生
  • 第二章 「教団」としての日教組
  • 第三章 「ムラ」としての日教組
  • 第四章 「戦犯」としての日教組
  • 第五章 日教組とのつきあい方
  • あとがき

民主党政権になって、ますます影響力を高めている労働組合、その中でも大きな影響力を発揮している日教組についての書籍です。
知っているようで知らない日教組、教育に悪影響を与えている、学力低下の戦犯と言われている日教組、もともと、どういう経緯で出来た組織なのかなどなど、日教組批判は良く聞くけど、バックグラウンドを全く知らないので、その辺全体を知りたくて買いました。

バックグラウンド全体はよくわからないんだけど、部分的なだけは知っていたりするんですよね。
平和教育と称して、反日教育をしているとか。((´∀`)の出身地は、日教組が弱いつーか、組織率が1桁台のところなので、そんなことはなかったけど。たぶん、共産党系の全教が強い地域だったんだろうね)
北朝鮮拉致問題を否定していたとか、昔、ミスター日教組と呼ばれた人が「もっとも尊敬する人は金日成」と発言したりとか。

そんな部分的な面ではなく、全体的な面で見てみると、第一章で日教組の誕生から現在に至るまでの流れが俯瞰できます。
GHQに屈し、文部官僚が教職員組合を作り、その方針に忠実であり続けた日教組、その方針に従い活動を続けたが、謹評闘争での失敗で、地域からの孤立、組織率の低下、そして、連合との合流により共産党系の離脱、などなど。

第二章では戦前からのながれで、日教組、教師たちを見ています。つまり、戦前は天皇の神格性に依存した聖職者であったのが、戦後、天皇自身の人間宣言により、その神格性が否定されてしまうことによって聖職者の地位から転落したが、民主主義を新たな神として聖職者の地位に踏みとどまったこと。
太平洋戦争の期間、教師たちは率先して自身の教え子を満蒙開拓青少年義勇軍、少年航空兵として送り出したことに対する戦後の反動としての、「教え子を戦場に送るな」キャンペーンなど。
そして、共産主義の受け入れによる日教組の教団化へと話が続いています。
このなかで、共産主義者の行動原理が示されていて、とても参考になります。

  1. 国家・国旗・国歌、資本主義国家の警察・軍隊を憎悪する
  2. 日本の伝統を認めない
  3. 資本家と労働者を峻別する
  4. 共産主義=科学であると妄想する
  5. 独裁を肯定する

これに対応する形として、日教組のコアな活動家の行動原理をみると

  1. 国旗掲揚、国歌斉唱に積極的でない
  2. 日本の歴史文化を知らない生徒に共産主義国の歴史文化を教える
  3. 職業差別を行う
  4. 教室内「布教」に迷いがない
  5. 生徒や保護者を巻き込み全体主義で覆う
  6. 平和教育・人権教育・環境教育において特殊な感性を有している

これらの6点は、教師に限らず左系の活動家に当てはまることだなぁと、納得したわけです。どうして、子どもに日本の文化じゃなく朝鮮半島の文化を教えることが、関西なんかで行われているのかがずっと不思議でしたが、納得した次第であります。

第三章では、教職員の狭い世界を形成する体質を指摘しています。狭い教師ムラで日教組が強い影響力を示しているわけですが、ムラを形成しているために、村の中の住人は本能的にムラを守ろうとするので、安易に日教組批判をすると、日教組に批判的なムラの住人まで敵に回してしまうと言う難しい問題もして指摘しています。
日教組の加入率が高くなれば高くなるほど、普通な人の割合が増えるので、安易に偏向教育を行おうとすると内部から反発が出るという指摘も鋭いです。
実際、山梨県(民主党参議院議員、輿石東氏の選挙区)では、国旗掲揚・国歌斉唱の実施率がほぼ100%というのは驚きました。

第四章では謹評闘争から始まる日教組批判についての考察です。国旗国歌反対運動や、ジェンダー・フリー運動は、日教組の強い影響にあったことは間違いないとしながらも、長年政権を担ってきた自民党と文部科学省への批判も忘れてはいません。結局のところ、55年体制がそうであったように、日教組と自民党はある種の共存関係に長いことあったというわけで、自民党政権の罪も指摘しています。

第五章で、与党側になった日教組のその影響力をどのような方面に発揮しようかという点についての現状認識をします。

このように、この1冊で日教組に関わるおよその問題が把握できるので、740円(税別)の値段に対するコストパフォーマンスは恐ろしいものだと感心した次第であります。
教育問題に興味がある方も、無い方も、そして、学校の先生にも是非よんでもらいたい1冊と思います。

関連図書としては、学校の先生が国を滅ぼすもあげておきますが、ここに登場している先生たちは、日教組に所属している先生たちではなく、共産党系の全教に加入している先生たちです。本ではそのことには触れていませんが、たかじんのそこまで言って委員会と言う番組で、著者が出演したときにその旨を発言していました。
こちらの本も読んでいるので、あわせて感想を言うと、コアな活動家はもう、何を言ってもダメってことですかね・・・・。こんな感じのロボットのように同じ発言を繰り返すバカと議論したことがあるけど、論破しても論破しても同じことを言い続けて、最後には向こうが切れたので、こっちも切れたら向こうが黙りこんでしまった、なんて経験があります(°□°;)

『読書感想文』 保阪正康 陸軍省軍務局と日米開戦

陸軍省軍務局と日米開戦 (中公文庫)を読みました。と言っても、読んだのは昨年の夏位なので、もうかなり時間が経っている罠。積読+積自炊+積書評の三重苦。

  • 第一章 「卿に内閣組織を命ず」
  • 第二章 「対米英戦争は危険な賭けだ」
  • 第三章 「鍵は乙案の第四項目にある」
  • 第四章 「暗号は解読されている!」
  • 第五章 「友人間に最後の言葉はない」
  • 第六章 「和解の可能性は五パーセントしかない」
  • あとがきにかえて

この本の話をする前にまず、陸軍省軍務局とは何かって説明がいりますね。この当時は傘下に軍務課と軍事課があって、前者は主に政府、議会との政治的折衝にあたる部署かつ唯一の窓口だったんですね。この本に書かれている東条内閣組閣当時は、日本の国政が陸軍主導になっていたわけで、陸軍省軍務局軍務課は非常に強い影響力を持っていたわけです。

その陸軍軍務局、その中でも軍務課の高級課員、石井秋穂に焦点を当てた作りになっています。
時代としては、東條英機に組閣の待命が下り、日米交渉の白紙還元、やり直しを命じられ、首相と陸軍省軍務局とで再交渉を行うが、交渉はうまくゆかず、開戦になるまでを描いたドキュメントです。

東條英機をはじめ、軍務局軍務課課員も強硬な開戦論者だったわけですが、大命が下った後は東條英機の幕僚として、開戦回避を望む外務省と、ひたすら開戦を望む参謀本部との仲介を行い、非戦の方向へ持って行こうとするのです。しかし、元々、課員は開戦方向であったため(特に、軍務局課長の佐藤賢了)結局のところ調整はうまくゆかず、すべての国が望む日本参戦という形になってしまうのです。

この書を読んで思うのは、軍部に戦争に対する一貫した方針はやはり無かったという思いです。なんか、その場その場の思いつきで事を進めていった感がどうしても消えないのですよね。

『Linux/Debian関係雑談』 ファイルサーバーのブートハードディスクを取り替えたいが

私の家には、Linuxマシンがあって、こいつがこのWEBサーバー、自宅ファイルサーバー、ルーターetcをやってくれています。
この構成は、基本的に昔から変わって無く、時代で言えばアナログ回線のテレホーダイの時代から一緒です。あのときは、23時2分に勝手にダイアルアップして、7時58分に勝手に切断するようになんかしてました。。
OSといか、ディストリビューションがPlamoLinuxからDebianに変わったくらいで、ハードはメインPCのお古を活用していました。
あるとき、ゲーム(FF XI)専用PCをメインのお古にしてから、マザーボードとかCPU、メモリは安くてそこそこの性能のに買い換えていきました。今は、AMD Athlon(tm) 64 X2 Dual Core Processor 5200+みたいです(cat /proc/cpuinfoした)。
で、ただ一つだけ、ブートするHDDはずっとお古のHDDを使ってきました。なので、未だにIDEなわけで、これはこれで困らないのですが、今手元に残っているのはSATAのHDDだけだし、次にあまりが出そうなのは、SSDな感じなので、どこかのタイミングでIDEからSATAに切り替えないといけないわけです。
その時どうすればいいのか解らなくて困っているのが、HDDの完全コピーして移行できるか?なんですよね。。。。

init 1した後に、ddコマンド使ってUSBあたりにつなげたHDDにすれば良いんだと思うけど、IDE→SATAの変更だと、/etc/fstabをそれなりに変更して、適当なLive-CDなLinuxでブートしてやって、grubコマンド使ってブートできるようにすれば良いのだろうか????

過去のHDD換装時には、すっきりさわやか再インストールしていたんだけど、今の状態を再構成するのはちょっとめんどくさいというか、何を入れたか覚えてないからコピーで済ましたいんですよね。
まぁ、その時がきたら(後1年後くらい?)、何とかすると思うけれども、今使っているHDDも年代物(なんて言ったって60GBですよ、いったいいつのだよと)なので、電源落としたら二度とブートしなくなるんじゃないかと思ったりしてね^^;

知っている人がいたら、こっそり教えてくださいね