『読書感想文』 保阪正康 昭和陸軍の研究 上

昭和陸軍の研究 上 (朝日文庫)を読みました。
大作だけあって、読み応えがありました。

  • 第Ⅰ部 昭和陸軍前史-健軍からの歴史
  • 第Ⅱ部 昭和陸軍の攻防
  • <1> 張作霖爆殺事件と関東軍の陰謀
  • <2> 関東軍参謀・石原莞爾と満州事変
  • <3> 満州国建国と陸軍軍人の錯誤
  • <4> 皇道派と統制派-二・二六事件の二つの顔
  • <5> 二・二六事件の判決は如何に誘導されたか
  • <6> 中国国民党から見た「抗日戦争」
  • <7> 八路軍に加わった日本兵の日中戦争
  • <8> 日本兵はなぜ蛮行に走ったか
  • <9> 張鼓峰事件と日本人捕虜の人生
  • <10> ノモンハン事件、語られざる愚挙
  • <11> トラウマン工作の意外な裏面
  • <12> 汪兆銘担ぎ出し工作とその背景
  • <13> 日独伊枢軸体制への無謀な道
  • <14> 危険な賭けだった南部仏印進駐
  • <15> 日米首脳会談はなぜつぶれたのか
  • <16> ハル・ノートが届いた日の陸軍省
  • <17> 『昭和天皇独白録』に見る東條英機
  • <18> ワシントン駐在武官(海軍)の回想
  • <19> 真珠湾攻撃は何を意味したか
  • <20> シンガポール攻略とその歪んだ陰
  • <21> 一兵卒の体験した戦争の内実
  • <22> ガダルカナル・兵士たちの慟哭
  • <23> ガダルカナル戦・日米の兵士の現在
  • <24> 船舶砲兵第二連隊の果てしなき悲劇
  • <25> 山本五十六の戦死と陸・海軍の対立へ

上巻だけで630ページありますからね。ただ、章立てが多いので、各章では若干内容不足なところもあったりするなと言うのが、正直な感想です。
これの書評が進まないために、かなりブログに書いてない本がたまってしまった(°□°;)
つか、読んでからかなり時間が経ちすぎてしまったなぁ。書くのが難しくなってしまった。

この上下本を通して読むと、戦前、どのように戦争に進んでいったかが把握できます。
まず前提としての第Ⅰ部、ここで旧帝国陸軍がどのように健軍されていったかを予備知識として把握した後に、張作霖爆殺事件から始まる描くエピソードに従って、終戦までの軌跡をたどります。

しかし、長州閥との派閥抗争から統制派と皇道派の派閥抗争に発展し、二・二六事件で統制派の勝利。
満州事変に始まる下克上の風潮、行き詰まった日米交渉と開戦。
その後の、補給軽視と徴兵された兵士を人と扱わない大本営参謀による統帥、情報の軽視etc。
ガダルカナルの戦いは、補給と動員がしっかりしていればあんな悲惨な目には遭わなかったと言われていますよね。

まぁ、いろいろ細かいことを書いてもアレなので、興味がある方は是非読んでください。
高いので、図書館で借りるなり古本で買うないで^^;

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